【始めに】
皆さんおはこんばんは、レイラです!
S19お疲れ様でした!
今期はS15から実に4シーズン振り、50位以内でいえばおよそ半年振りに最終2桁で43位(最高最終レート2025)という順位を獲ることが出来たので、節目に構築記事をしたためようと思い立ち、筆を執りました!
拙い文章かと思いますが、最後までお付き合い下さると嬉しいです!
以下常体
【並び】
【順位の記録】
【コンセプト】
・役割集中、崩しから積みエースによる全抜き
・最低限のサイクルから対面的な動きへのシフト
【構築経緯】
最初に、S18で身内のジャパさん、ヴァロスさんの両名が結果を残されていた霊獣ランドロス+カプ・レヒレ+ウツロイドという並びを参考に、「カプ・レヒレの自然の怒り+挑発によるウツロイドの数値受けへの役割集中」という部分を取り入れた。
次にナットレイ絡みのサイクルなど、この2枚を通していけないパーティーを崩したり、自身が加速することで抜きエースの役割を担うなど、太い勝ち筋足り得る第2のエースとして珠ガブリアスを投入した。
ここで、珠ガブリアスを通すにあたって、サンダーやポリゴン2の引き先が欲しかったため、そのようなポケモンでありながら、しっかりと引いた後に裏へ負荷を掛けていけるHDベースのヒードランを採用し、ここ迄のポケモン達を軸として採用することにした。
最後に、この時点でエースバーンやドラパルトなど、核となるポケモンを上から殲滅してくる対面及び展開系統の構築に対しての解答が見当たらなかったため、そういった構築をケアすべく、エースバーンや霊獣ランドロスを流す、或いはダイマックスして誤魔化せるHBのサンダーと、今期大繁殖していたドラパルトを上から有無を言わさずに破壊出来、ゲームプランニングし易くするスカーフ悪ウーラオスを補完として採用し、構築が完成した。
余談だが、この構築はシーズンの1日目に完成させてから、技構成・調整に多少の変更はあったものの、並びや持ち物を一度も変えずに最終日迄ずっと使い続けた。
【個体紹介】
◯ガブリアス@命の珠 陽気AS
183ー182(252)ー116(4)ー × ー105ー169(252)
スケイルショット/地震/炎の牙/剣の舞
構築の核となるポケモン。
ウツロイドを通せないようなパーティー、主にナットレイ絡みや数は少ないがドリュウズ入りのサイクルパに対して選出し、7世代の環境に置き換えるならば、2枚目のメガ進化ポケモンとしてのポジションを担ってくれていた。
最終日付近に爆増していたカバルドン意識のラムの実や、行動保証を担保出来る気合いの襷、確実に剣の舞が打てるように回復木の実といった持ち物が候補に挙がっていたものの、絶妙に火力不足であったため、そこを補う命の珠は想像を絶する強さで、本当に驚くばかりだった。(具体的には悪ウーラオスの暗黒強打よりガブリアスの地震の方が火力指数が高くなる)
霊獣ランドロス環境で少々向かい風な気はしているが、それを補って余りある数値の高さ、技範囲、対面性能と抜き性能を誇っており、もう少し数を増やしても良いポケモンのように感じた。
◯ウツロイド@パワフルハーブ 臆病CSベース
185ー × ー78(84)ー169(172)ー151ー170(252)
Bー余り
CービーストブーストでSが上がるライン
本構築の原点であり、主軸。
S13の冠Iルール(S12〜14の総称として用いる)に比べ、冠IIルール(こちらはS18〜20の総称)の方が水ウーラオスなどの上から縛るポケモンや鋼タイプの増加に伴う動き辛さを感じた一方で、メテオビームによる抜き性能は冠IIルールにおいても随一であり、圧倒的な制圧力は未だ健在であった。
技構成についてはシーズンを通してずっと検討していたが、水ウーラオスやドサイドン、ラグラージなどへの打点としての草結びと、サンダー+ポリゴン2のような並びへの解答やダイマックス時の性能を引き上げるステルスロックはやはり外せなかった。
多少無理なポケモン(例えばHDポリゴン2やジバコイル)で受けられたとしても、ダイマックスすることで強引に解決することが出来るため、圧倒的に止まりにくく、今後も一定数見かけるだろうと感じた。
◯カプ・レヒレ@食べ残し 臆病HSベース
167(172)ー × ー137(12)ー127(92)ー151(4)ー147(228)
HBー陽気ウオノラゴンのエラがみ残飯ほぼ2耐え
Sー最速80族抜き抜き
熱湯/ムーンフォース/自然の怒り/挑発
ウツロイドを通すにあたって、引き先となり、特殊の数値受けを削る役割を担う駒。
瞑想挑発の型と迷っていた時期があったが、自然の怒りという技が余りにも強く、引き先のサンダーやドヒドイデに再生技を強制させられるだけでなく、ラッキーやハピナス、ポリゴン2などの耐久ポケモンへの遂行速度が桁違いであったため、こちらの型を採用する運びとなった。
このパーティーでは初手に霊獣ランドロスから入られるケースが多く、それ以外のポケモンから来た場合の引き先は十二分に揃っていたため、このポケモンから出し勝って、いきなりアドを取るところからスタート出来ることが多かった。
熱湯は霊獣ランドロスやサンダーなど浮いているポケモンに入ることが多く、上振れ期待で採用してみたが、めちゃくちゃ燃えたので入れ得だった。
◯ヒードラン@保険 穏やかHDベース
195(228)ー × ー127(4)ー150ー165(192)ー108(84)
HDー余り
Sー4振りクレセリア抜き抜き
マグマストーム/ラスターカノン/身代わり/挑発
ガブリアスとセットで選出する際、サンダーのダイマックスを凌いだり、ポリゴン2の引き先になり、交代際に定数ダメージで負荷を掛けていく駒。
大地の力は主にジバコイル、ドヒドイデ、ウツロイドに打つことになるが、これら全てに対してマグマストームとラスターカノンが有れば事足りると考え、採用は見送った。
身代わりの枠は当初交代先の物理ポケモン(ウオノラゴンやウーラオスなど)を機能停止に追い込める鬼火だったが、シーズンの終盤に差し掛かる迄ずっと放電ポリゴン2の麻痺に嫌気がさしており、何か解決策がないだろうかと模索していた中で、親友のたけのこが身代わりを勧めてくれたため、採用に踏み切った。
ただ、このポケモンに関しては今期カイリューやらテッカグヤやらを筆頭に、様々な所から地震が飛んで来たことに加え、メインウェポンの命中率が75%と余りにも低過ぎることも相まって、かなり動かし辛かった印象だった。
◯サンダー@オボンの実 図太いHBベース 静電気 S個体値25
196(244)ー99ー150(252)ー146(4)ー111(4)ー118(4)
HBー余り
Sー2ジェットで陽気最速S+1霊獣ランドロス抜き
暴風/ボルトチェンジ/蜻蛉返り⇄怪電波/羽休め
主に悪ウーラオスとセットで選出する、対面寄りの構築に対する引き先兼対面操作枠。
シーズンを通してこの型のサンダーの通りは非常に悪く、特にサンダーを霊獣ランドロスを代表格とする地面枠で起点にする動きが目立つシーズンであったことから火力不足が目立ち、この部分から起点されて負けるといったケースが頻発していた。
しかしながら、このパーティーでは受けることが厳しいゴリランダーを流せ、かつカプ・レヒレとエースバーンの誤魔化が効くポケモンはこのポケモンを除いて存在しておらず、採用せざるを得なかった。
最終日に限っては暴風をめちゃくちゃ当ててくれたり、混乱自傷で無理な対面を突破していったり、自覚の塊だった。
蜻蛉返りと怪電波の枠については、選出パターンを広げるのは確実に怪電波の方だったが、最終日付近ではなるべく地面枠への引きを一点読みした釣り出しを避けて立ち回りたかったことを理由に、蜻蛉返りで運用していた。
◯悪ウーラオス@拘りスカーフ 意地(⇄陽気) AS 巨大
175ー200(252)ー121(4)ー × ー80ー149(252)
インファイト/暗黒強打/冷凍パンチ/蜻蛉返り
ウオノラゴン、ドラパルト、エースバーンといったポケモンを単体、或いはサンダーと合わせて処理するスカーフ枠兼対面操作枠。
今期は壁張りや命の珠持ちのドラパルトの他、Gヤドキングやクレセリアなど、このポケモンの役割対象がわんさか蔓延していたので、シンプルに通りが良く、環境に刺さっていたポケモンだったと思う。
性格については陽気にしないことで生じる弊害として最速1ジェット霊獣ランドロスに抜かれること、最速スカーフヒヒダルマに負けること、ダイマックス時のS実数値が低下することなどが挙げられるが、これらはほぼ無視出来る範囲であったことから、ウツロイドやアッキミミッキュへの確定数やHBサンダーへの乱数を意識して、最後は意地っ張りで動かしていた。
悪ウーラオスは気合いの襷や拘り鉢巻型が大多数を占めているので読まれ辛く、スカーフ型でも冷凍パンチは更に警戒されにくいため、重い霊獣ランドロスやガブリアス、カイリューなどを葬れるのが爽快だった。
【選出パターン】
役割集中を意識した選出
@1にはウーラオスやエースバーン、霊獣ランドロスの負担を軽減するためのサンダーや、ウツロイドの誘う鋼を起点に積みリレーのような展開を想定してガブリアスを組み込むケースが多かった。
こちらはサイクルへの崩しを行う選出
@1には霊獣ランドロスやウーラオスのケアのため、殆どカプ・レヒレを選出していたが、相手のパーティーにカプ・レヒレがいる場合にはサンダーを添えることがあった。
・悪ウーラオス+サンダー@1
対面、壁展開に対応する選出
@1にはほぼウツロイドを加えることが多かったが、サンダーが怪電波を持っている場合はギリギリヒードランとセットでサンダーを処理出来るため、対面+ポリドヒドなどにはヒードランを出していた。
【重いポケモン・並び】
挙げればキリがないので、特に重かったポケモン・並びだけに限定する
・マリルリ
サンダーの選出が強制される上に、ダイマックスして打ち合っても相打ちが良い所なため、厳しかった。
カプ・レヒレの自然の怒りを入れられれば裏の圏内に押し込む動きが可能なため、こちらの処理ルートを取る場合もあった。
・珠水ウーラオス
カプ・レヒレはH振りだけなので、ダイサンダーで1パンされる上に、今期の水ウーラオスはダイアイス持ちが大半を占めていたため、シンプルに辛かった。
カプ・レヒレと対面した場合はガブリアスに引いてケアするムーヴを取ってリスクケアを行ったり、サンダーのボルトチェンジからウツロイドのダイソウゲンで処理したりして対応した。
スカーフウオノラゴンの処理ルートはいくつか存在しているが、トリックルーム下での鉢巻ウオノラゴンの処理ルートが殆ど確保されていないため、トリックルームを貼らせて退場されるとゲームが終了した。
カプ・レヒレの挑発やヒードランの身代わりでのターン稼ぎなどでなんとかしていたが、幸い殆ど見ることはなく、当たったら事故と割り切っていた。
・カプ・コケコ+霊獣ランドロス
カプ・コケコ自体はガブリアス+ウツロイド、もしくはガブリアス+ヒードランの様な並びで見ることは可能だが、裏のランドロスのことを考えるとカプ・レヒレやサンダーを入れなければならず、取り巻きにポリゴン2やウオノラゴン、エースバーンがいるだけで4体出したい、といった現象が発生した。
この並びに対しては広く浅く対応するならサンダー+ヒードラン+ガブリアスの様な選出が丸いが、霊獣ランドロスに素暴風を打たなければならなかったり、瞑想カプ・コケコを切らなければならず、安定していなかった。
ガブリアスを通すパーティーなのだが、ダイマ権を先に切ると霊獣ランドロスに剣舞されて全員ぶち抜かれるので、ダイマを吐かせるムーヴで対応する必要性を強いられた。
ヒードランと霊獣ランドロスがノーダメージで偶発対峙しない様に特に注意しながら立ち回っていた。
【終わりに】
ここ迄長い間お付き合い下さって、ありがとうございました!
今期はここ2シーズン勝てなかった悔しさゆえ、序盤から勝ち癖を付けるべくずっと上位をキープして来たので、その努力がしっかり結実(本当は更に上を目指したかったですが)して、本当に嬉しかったです!
S20はそれ程時間が取れなそうなので、本気で取り組むのは新ルールからになりそうですが、そこでしっかりと結果が残せる様、引き続き頑張っていこうと思います!
今後ともれいらを宜しくお願いします!
それでは!
【Special Thanks】
・最終日通話してくれた、mellowさん、大人銀行さん、ミーシャさん
・同じく窓で通話に付き合って下さった、バファリんさん、十六茶さん、リードマンさん、ニコショさん、こうはさん、よはんさん
・シーズンを通して熱い応援メッセージを下さっためろーるさん、まどさん、じょにくん、みそくん
・今月たくさん絡んでくれたグーヤントくん、ど!さん
・通話で楽しい時間をくれたにこすばくん、ゴリくん
・最終盤、溶かして絶望していた中、同じく溶かした所から復帰して勇姿を見せていらしたeijiさん
・最終日前日、挫けそうになった時に熱いエールを届けてくれたまるあおさん
・構築を参考にさせて頂いたジャパさん、ヴァロスさん
・ヒードランの身代わりを教えてくれたたけのこ
皆大好きです!
何か質問等ございましたら、レイラ(@Rei_poke2_0728)へご連絡下さい!