S21使用構築 臥薪嘗胆バドラオス

 

【始めに】

皆さんおはこんばんは、レイラです!

S21お疲れ様でした!

今期は丁度1年前に達成して以来、ずっと到達することのなかったレート2100の壁をやっと越えられ、更に2ROM2100、最高最終レート2136で20位という結果を残すことが出来ましたので、節目として構築記事をしたためようと思い立ち、筆を執りました!

拙い記事かと思いますが、是非最後までご一読頂けたら幸いです!

 

以下常体

 

 

【並び】

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【順位の記録】

・2ROM2100達成時

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・最終順位/最高最終レート

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【コンセプト】

・黒バドレックスからゲームメイクする

・最低限の引き先を用意し、一貫が取れているポケモンで早々に崩していく

 

 

【構築経緯】

今期は竜王戦ルールシリーズの2回目ということで、1回目のS15〜17に続き通算4シーズン目であり、ある程度馴染みあるルールということであったが、今迄の剣盾の目玉システムであった「ダイマックス」(以下ダイマ)が禁止され、多くのプレイヤーにとって新鮮なルールとなった。

この

Ⅰ 禁止伝説ポケモンが使用可能になる

ダイマが行使不能

という制約がある環境はZ技の無い7世代に類似していると感じ、過去に自分がどの様に勝っていたかという部分に焦点を充ててみた所、

超高速アタッカーで相手を俯瞰し引かせながら、引き先の低火力高耐久ポケモンのサイクルを、後発の高火力広範囲アタッカーで崩し、障壁を取り払ってやりながら、エースの一環を作っていく

という構造をとった際に勝てていたことを思い出し、この様な構築を組めないかと考えた。

(参考元 https://rei-poke0728.hatenablog.com/ )

最初に、禁伝枠にはザシアン、ムゲンダイナを筆頭とする高速禁止伝説ポケモンを上から縛りつつ、引かせることが可能なだけでなく、全禁止伝説ポケモンの中でもずば抜けて高い選出誘導能力とゲームプランニング能力が売りの黒バドレックスが適任だろうと判断した。

次に、黒バドレックスが主に不利を取る禁止伝説ポケモンとしてカイオーガ、ゼルネアス、イベルタル、相手の黒バドレックスの4体に対する引き先として、前者2体を見るためのヨプの実ナットレイと、後者2体の対策として脱出パックバンギラスが加わった。(持ち物については個体紹介で詳述)

そして、この2体のクッションが隙を見せる相手のウーラオスや霊獣ランドロス、ウオノラゴンといった一般ポケモンに対する自然な引き先となりながら広範囲の技を押し付けたり、後述する崩し性能の高い攻め駒に対面操作技でスムーズに繋いだりするスカーフ水ウーラオスがスカーフ枠として最適解だろうと思い、採用した。

更に、ここまでで不足していた崩し枠として、どういったポケモンが良いだろうかと考えていた所、7世代で自分が使用していた鉢巻マンムーが、受け寄りのムゲンダイナ軸やイベルタル軸に非常に通っていたように感じたため、試しに使用してみた所、素晴らしい活躍を見せてくれたので、即構築加入が決定し、この5体を構築の軸とした。

最後に、このままでは地面の一環があり、黒バドレックス軸の最も厳しいイベルタルに対して上からスイープする駒がおらず、またゴリランダーや相手のナットレイの処理ルートが不足しているように感じたため、最速眼鏡サンダーを投入して、構築が完成した。

 

 

【個体紹介】

・黒バドレックス@気合いの襷 臆病CS

175ー × ー101(4)ー217(252)ー120ー222(252)

アストラルビット/サイコキネシス/ドレインキッス/悪巧み

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構築の要、最強ポケモン

ダイマックスせずともノーリスクで通りの良い高威力の打点があるだけでなく、悪巧みにより自らが積みエースとなれるため、一貫が取れた時の制圧力は他の禁止伝説ポケモンとは一線を画しているように感じた。

特に、このポケモンの選出誘導能力の高さには目を見張るものがあり、相手を引かせ、自らのテリトリーで躍らせることが可能な点を最も高く評価している。

持ち物については他にも拘り眼鏡や呪いのお札、食べ残しなどが考えられたが、気合いの襷以外のアイテムだと必要以上に警戒をせねばならなかったり、より択が生じ易くなったりするので、持ち物は自分の中では気合いの襷一択だった。

 

ナットレイ@ヨプの実 勇敢HA

181(252)ー160(252)ー151ー × ー137(4)ー22 S個体値0

パワーウィップ/ジャイロボール/大爆発/宿木の種

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主にカイオーガやゼルネアス入りに投げていく駒。

カイオーガについては拘り眼鏡型が多く、迂闊に後投げ出来ないため、先発や蜻蛉返りのサポート込みの引き先としていた。

ゼルネアスの方は、このルールにおいて気合玉を搭載していない個体は殆ど存在していなかったことから、1発耐えてから反撃に転じられる様に、ヨプの実を持たせることにした。

これにより、炎の牙のないザシアンになら割と後投げが効くので、一応のクッションにはなっていた。

が、焼かれた。

 

マンムー@拘り鉢巻 意地っ張りASベース 厚い脂肪

185ー200(252)ー100ー × ー92(92)ー121(164)

HDー臆病珠ムゲンダイナのダイマックス砲を上から2つ切って耐え

Sー無振りサンダー抜き

氷柱落とし/氷の礫/地震/地割れ

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主にムゲンダイナ、イベルタル入りの受け寄りの構築に対する崩しを担うサイクルキラー。

7世代に自分が愛用していた型で、氷柱落としの怯みの確率を押し付け、低速サイクルをぶち壊し、数の優位をガンガン取っていくことが可能であり、それは8世代においても同様だった。

物理受け水枠入りや怯みで突破が厳しくなった場合には、最終手段として地割れがあるので、強引に突破することが出来た。

氷柱落としをよく当ててくれた最高のポケモン

 

・サンダー@拘り眼鏡 臆病CS 静電気

165ー × ー106(4)ー177(252)ー110ー167(252)

10万ボルト/ボルトチェンジ/暴風/熱風

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イベルタルに対するスイーパー。

イベルタル入りには黒バドレックスを通すことが難しく、そのため基本的に引く所からスタートしなければならず、それを避けたかったことから試しに登用してみたが、非常によく活躍してくれた。

現環境のサンダーはスカーフ型か、HBに厚く寄せた耐久サンダーのどちらかであったため、純粋に高火力のサンダーが考慮されることが少なく、10万ボルトを連打していたら、舐めて突っ込んでくるポケモンが倒れていくといったようなケースが多発していた。

やはりそのパワーはこのルールでも健在だった。

 

・水ウーラオス@拘りスカーフ 陽気AS

175ー182(252)ー121(4)ー × ー80ー163(252)

インファイト/水流連打/アクアジェット/蜻蛉返り

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相棒枠。

今回はこのルールにおいて必須級のアイテムであると考えている拘りスカーフを、水/格闘の広範囲で打てるこのポケモンに持たせるのが非常にマッチしているとシーズンの初期からずっと考えていたため、無条件で採用した。

一貫の取り易さ、蜻蛉返りによるゲームコントロール性能、黒バドレックスとの相性補完など、数多くの優秀な部分が光輝いており、間違いなくパーティーで一番活躍してくれたポケモンだった。

これから先も一生嫁ポケだと思う。

 

バンギラス@脱出パック 意地っ張りADベース

177(12)ー204(252)ー131(4)ー × ー149(228)ー83(12)

Aー無振りイベルタルストーンエッジで確定1発

HDー余り

Sー4振りバンギラステッカグヤ抜き

ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/竜の舞

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主にミラーやイベルタルに対する引き先となり得る駒。

ミラーへの解答には、シーズンを通して色々考えていたが、砂で襷を剥げる点、相手の黒バドレックスの草技搭載率が低く、有効打が少ない点、そして基本スペックが高い点の3つが決め手になり、採用に至った。

しかし、他の黒バドレックス受けと決定的に異なるのは、裏に控えるウーラオスに対して隙を見せることだったため、友人のぱんだこったくんから、交代先のウーラオス目掛けて馬鹿力を打ち、擬似的に対面操作出来る脱出パックをお勧めされたので使ってみた所、器用な動きが出来て使用感が良く、そのまま最後まで使い続けた。

イベルタルについては、ほぼ気合玉を所持しておらず、今期は比較的安定した引き先になっていたと思う。

 

 

【選出パターン】

基本的には黒バドレックス@2の選出を行い、気合いの襷を盾にゲームメイクしていく。

不利な禁止伝説ポケモンを相手する際にはナットレイバンギラスを連れて行き、@1の選出を行うが、崩しの要素が不必要なスタンパに対しては水ウーラオスを選択し、ダイナループやイベループ、サンダー+ポリゴン2の並びを筆頭とする受け気味のパーティーに対してはマンムーを選択するようにしていた。

但し、イベルタル入りに対しては確実に黒バドレックスが腐ってしまうため、選出誘導を利用してイベルタルを選出させ、サンダー@2の選出をすることでテンポを取る様に意識する必要がある。

 

 

【重いポケモン・並び】

挙げればキリが無いので、特に重かったものに絞って紹介する。

 

・ドラパルト

一般枠の最強ポケモン候補。

ゴーストダイブの使い勝手が悪くなり、物理一本の型での採用は減ったものの、高い素早さから何をしてくるか分からないこのポケモンの強みは健在であり、特にパーティーでフェアリータイプを採用出来なかったことから、このポケモンの処理が本当に大変だった。

新ルールの1シーズン目であったこともあり、型の開拓が進んでおらず、個体数が少なかったから良かったが、選出された場合にはほぼ全敗していた記憶がある。

 

・ウオノラゴン

シンプルにエラ噛みとかいうチート技が強過ぎる。

ダイマックスが使用出来ず、無理矢理対面突破することも出来ないため、偶発対峙で不利対面を取られようものなら、誰か1体切らなければならなくなるレベルでしんどかった。

水ウーラオスを後投げすれば辛うじて1発耐えて切り返せるが、それでも致命傷を喰らうため、毎度頭を抱えていた。

後攻判定の修正お願いします、増田さん!

 

・壁貼り枠+ゼルネアス

やることが分かっていても辛かった並び。

壁張り役はオーロンゲ、クレッフィなどで、その殆どがナットレイに有効打がなかったため、@1に連れて来る駒を想定し、選出された3体に一貫する技で負荷を掛けながら、ナットレイの体力を温存させて立ち回る必要があった。

ただ、実際にはそう上手くいくことは少なく、壁下ではパーティー内のほぼ全てのポケモンが起点になってしまうので、ナットレイが気合玉を避けるゲームが始まっていた。

偶に見るナットレイに有効打があるオーロンゲに発狂していた、止めて下さい、、、

 

・トレースポリゴン2+サンダー(+ザシアン)

マンムーの鉢巻氷柱落としで、サンダー対面から裏に控えているポリゴン2に負荷を掛けていくのが当初のプランだった。

ところがポリゴン2がトレースだとマンムーの厚い脂肪をコピーされてしまうため、確定数に大幅なズレが生じ、怯ませて強引に突破出来なくなってしまうという現象が発生してしまった。

幸い今のポリゴン2は火力の底上げのためにアナライズやダウンロードで採用されることが多く、あまり遭遇することは無かったが、出会った場合は地割れ連打で願掛けするしかなかった。

7世代の自分と同じである…

 

・ムゲンダイナ+対面操作系悪タイプ枠+スカーフ枠

悪タイプ枠には主にガオガエンバルジーナが、スカーフ枠には主に霊獣ランドロスが該当しており、勝率はそれなりに保てていた一方で、こちら視点ではアタッカーのムゲンダイナまで考慮すると厳しい並びだった。

ムゲンダイナに受け出し出来る駒が殆どいないため、対面操作技から不利対面を作られると後手に回ってしまう。

この手の構築には基本的にマンムーが通っていることが多く、有利対面からガンガン負荷を掛けて対応していたが、ムゲンダイナが眼鏡型や控えめ珠型だとマンムーが出落ちしてしまうため、型判別が出来るまで慎重に立ち回ることが重要だった。

 

 

【終わりに】

最後までお読み頂き、大変ありがとうございました!

今期は久々に高順位、高レートを収めることが出来、非常に充実したシーズンになりました!

この調子で次のシーズンからも頑張っていきたい所なのですが、やはりリアルの生活にも多々影響が出て来ており、そろそろランクマ離れをしなければならないかなと感じています、、、!

今現在今後の予定は未定ですが、今期に限らず、今までこうしてUSUM、剣盾で楽しくポケモン対戦を楽しむことが出来たのは、紛れもなく通話窓で楽しい時間を共有した友達、一緒に凌ぎを削りあったライバル達、そしてTwitterやCASで絡んで下さったFFの皆さんがいて下さったお陰です!

仮にガチ対戦から離れることになっても、仲良くして下さった、そしてこれから仲良くして下さる方々をこれからもずっと大事にしていたいなと考えております!

これからも変わらず接して下さったら幸いです、どうぞ宜しくお願い致します!

それでは!

 

 

【Special Thanks】

・人生2度目の2100を自分のことの様に喜んで、祝ってくれたたけのこ

・中盤、なかなか構築が組めなくて、ずっと嫌気が刺していた自分にCASが面白い、応援していると励ましてくれたぱんだくん

・最終日付近、通話して下さったS21窓の皆

・最終日一緒に付き合ってくれたアーデルくん

・負け掛けてた時に熱いメッセージくれためろくん、ごりくん、にこすばくん

Twitterで絡んで下さる大切なFFの皆さん

 

本当にありがとうございました、全員誰一人残らず大好きです!

 

何か質問等ございましたら、レイラ(@Rei_poke2_0728)へご連絡下さい!