【始めに】
お久し振りです、レイラです!
SVに入り、初めて最終2桁(最高最終レート2080)を達成出来たので、記録を残すことにしました。
長らく構築記事を書いておらず、拙い箇所があるかとは思いますが、ゆっくり見ていって下されば幸いです。
以下常体
(レギュレーションHはこれで最終シーズンのため、レンタルパ・選出パターン等は割愛します。ご了承下さい。)
【順位の記録】
【並び】
【コンセプト】
・単体性能の高いポケモンで固め、パワーで押し切る
・受け系統の構築に対して不利を取らないようにする
【構築経緯】
このルールにおいて、カイリュー、赫月ガチグマ、サーフゴーの3匹のポテンシャルが頭1〜2つ抜けていると感じ、外す理由が見当たらなかったのでここから構築をスタートした。
最初に、サーフゴーは拘りスカーフ型、カイリューを竜舞型で採用していたが、ステルスロックや毒菱を撒かない構築であることから抜き性能の低さが目立ち、カイリューを竜舞型から瞬間火力のある拘り鉢巻型へ変更した。
次に、当初赫月ガチグマが突撃チョッキ枠としての採用であり、スタンパに対してそれなりの勝率を弾けていたが、想像以上に受け寄りの構築が流行していたため、赫月ガチグマをシルクのスカーフ型へと変え、その兼ね合いで突撃チョッキ枠として鬼火ウルガモスや炎の渦アンコールカイリューに強めなセグレイブを採用する運びとなり、この4体を構築の軸とした。
ここ迄で、ブリジュラス、ハッサム、ドドゲザン、コノヨザル、ガブリアス、セグレイブ、受けループ辺りが厳しかったため、これらに対して単体、並びで強めなオオニューラとアシレーヌを他のポケモンと持ち物が被らず、かつ性能の底上げが可能な型で採用し、構築が完成した。
【個体紹介】
・カイリュー@拘り鉢巻
テラスタイプ ノーマル
性格 意地っ張り
H191(196)ーA200(220)ーB126(84)ーC×↓ーD121(4)ーS101(4)
Aーなるべく高く
HBー特化カイリューのスケイルショット4発ほぼ耐え、拘り鉢巻テラス神速ほぼ2耐え
HDー臆病ブリジュラスの拘り眼鏡流星群確定耐え
Sー無振りカイリュー抜き
現環境最強ポケモン
初手に投げられ易い突撃チョッキや拘り鉢巻型のミラーにテラスを切って強いこと、後発からのテラス神速で有象無象の切り返しが可能なことの2点を魅力に感じ、この型での採用に決定した。
サブウェポンは不意のフェアリーテラスに切り返しの効くアイアンヘッド1択だと思っている。
ステルスロック環境で調整が崩れることが多かったのは難点だったが、それでも持ち前のスペックの高さでそれを補って余りある活躍をしてくれた。
・サーフゴー@拘りスカーフ
テラスタイプ 飛行
性格 控えめ
H163(4)ーA58↓ーB115ーC203(252)ーD111ーS136(252)
CーH4振りサーフゴーをシャドーボールで確定1発、 H4振りパルデアケンタロスをサイコキネシスで確定1発
Sー準速
カイリューの最高の相棒
飛行テラスタルにすることで、カイリューを失った場合や、選出しない場合であっても、テラスタルを切ってトリックを打つことで強力な勝ち筋になれる。
余った技スペースには、サイコキネシスを採用することで、構築単位で面倒なパルデアケンタロス始動の展開阻止や、オオニューラへの奇襲を仕掛けることが出来た。
特化にすることで処理出来るポケモンが増えたので、変更して正解だった。
・赫月ガチグマ@シルクのスカーフ
テラスタイプ ノーマル
性格 控えめ
H209(164)ーA67↓ーB141(4)ーC199(204)ーD86(4)ーS89(132)
HBー特化ステラミミッキュのA+2命の珠戯れつく確定耐え
Cー無振りガブリアスをブラッドムーンでほぼ1発
HDー特化サーフゴーのゴールドラッシュ確定耐え
Sー大体の突撃チョッキ赫月ガチグマ抜き、4振りアーマーガア抜き
ブラッドムーン/ハイパーボイス/真空波/瞑想
ガチの破壊神
突撃チョッキ型も捨てがたかったが、今期はそれ以上にグライオンやヘイラッシャ絡みの受け構築の数が多く、流行りにピントを合わせる形でこの型での採用に踏み切った。
瞑想を積んだ後のブラッドムーンの威力は凄まじく、ママンボウに鋼テラスを切られてもサイクル戦で押し勝ててしまう。
最低限のタイマン性能もあり、このパーティーに必要不可欠なピースだった。
・セグレイブ@突撃チョッキ
テラスタイプ 電気
性格 意地っ張り
H211(164)ーA216(252)ーB123(84)ーC85↓ーD107(4)ーS108(4)
Aー特化
HDー臆病ウルガモスの拘り眼鏡テラスオーバーヒート確定耐え
Sー4振りサーフゴー抜き
氷柱落とし/氷の礫/テラバースト/瓦割り
突撃チョッキ枠
地面テラスタルの方が汎用性は高いと考えているが、アシレーヌやアーマーガアの数が多かったため、電気テラスタルでの採用となった。
氷柱落としの外しは気になるものの、赫月ガチグマへの削りとして優秀であり、対面構築の天敵となるアローラキュウコンのオーロラベールに対する有効打である瓦割りは外せないため、技構成は個人的にこれで完結している。
派手な活躍こそなかったが、選出したら常にある程度の仕事をこなしてくれる、そのようなポケモンだった。
・オオニューラ@気合いの襷
テラスタイプ 氷
性格 陽気
特性 毒手
H155ーA182(252)ーB81(4)ーC×↓ーD100ーS189(252)
AーH振りハッサムを炎のパンチでほぼ1発
Sー最速
フェイタルクロー/インファイト/テラバースト/炎のパンチ
運勝ち製造機
ハッサムへの有効打を備え、取り巻きのガブリアスに不利を取らないように、この技構成とテラスタイプになった。
軽技ではなく毒手での採用なのは、気合いの襷が絶妙に発動せず、仮に1耐えた所で後続の先制技で縛られ易く、軽技が活きにくい一方で、毒手であれば受けループのヘイラッシャに対して毒を盛り、サイクルを優位に進められるため。
フェイタルクローによる上振れで誤魔化しの効く範囲が広く、構築に入れ得感があった。
・アシレーヌ@拘り眼鏡
テラスタイプ ゴースト
性格 控えめ
H187(252)ーA71↓ーB98(28)ーC177(116)ーD142(44)ーS89(68)
Cーなるべく高く
HDーC198赫月ガチグマのテラスブラッドムーン+真空波ほぼ耐え
Sー赫月ガチグマと同様
縁の下の力持ち
ガブリアスの逆鱗を躊躇させたり、セグレイブに比較的安定したりすることから、構築で辛かった所を補ってくれる最後のピースとして採用した。
ラスト1体同士での打ち合いに強くなるハイドロカノンに加え、バトンパに対する決定打として滅びの歌を搭載することで、軸の4体での対応が困難な並びへの解答となる。
テラスタルを切る場面は少ないが、コノヨザルの命懸けを透かせるゴーストテラスタルを選択した。
【重いポケモン】
挙げればキリがないので、特に重かったポケモンだけ限定列挙
・イダイトウ
この構築で最も苦しいポケモン
ステルスロックを撒かれて後続から来るだけでゲームが終わるレベルでしんどかった。
対面構築のスイーパーとして採用されているケース、天候パのエースとして運用されているケース共に勝率はかなり低かった。
剣舞型、風船道連れ型がトレンドであり、双方が辛かった。
剣舞型は対面処理しか出来ず、風船型はカイリューが手も足も出ないため、相当選出や立ち回りの幅を狭められた。
・地獄突きグライオン
赫月ガチグマで見られない型
地獄突きのタイミングでブラッドムーンを放つか、サーフゴーのトリックやオオニューラの氷テラバースト、アシレーヌの泡沫のアリア等で流してから、ダメージレースで負荷を掛けていくしか勝てなかった。
【終わりに】
今期は序盤から常に上位をキープすべく、型バレを防げることから乗り気ではなかったのですが匿名TNを用意して、最終日前日迄がっつり潜り続けました。
スカーレットROMが途中で溶けてしまい、何度も心が折れ掛けましたが、この世代でせめて1度は取りたいと思っていた最終2桁を取れて、本当に嬉しかったです。
また本気で潜る機会があれば、次は最終日争いに参加して、もっと上の順位を目指したいと考えています。
それではまた!