S27 閃光ミライラオス

 

【始めに】

皆さんおはこんばんは、レイラです!

S25から2シーズン振りに最終2桁(最高最終レート2044)で59位を達成出来たので、記録を残すことにしました。

拙い箇所があるかとは思いますが、ゆっくり見ていって下されば幸いです。

以下常体

 

【並び】

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225221724j:image

 

【順位の記録】

f:id:Rei_poke0728NEW:20250301102215j:image

f:id:Rei_poke0728NEW:20251006134154j:image

 

【コンセプト】

・全対応しようと考えず、 広く浅い対応を心掛ける

・上位禁伝軸に絞って勝率を可能な限り高める

 

【構築経緯】

環境TOPに依然として黒バドレックス軸、ミライドン軸が数多く存在することから、ここに強い並びを模索することから始めた。

その中で、特殊禁伝に比較的強いとされるミライドンを禁伝枠とし攻守の相性が良い水ウーラオスミライドンのエレキフィールドシナジーのあるテツノワダチの並びが対応範囲が広く強力であると感じ、採用することにした。

最初に、ミライドンは

ミラーが不毛にならないこと

受け先に対してアドバンテージを取り易いこと

Ⅲ 受けを崩せること

の3条件を全て満たす様に、フェアリーテラスの拘り眼鏡型に決定した。

次に、水ウーラオスは対黒バドレックス軸を意識し

Ⅰ  不意のママンボウヘイラッシャカイリュー等にHPを削られないこと

技の打ち分けが可能であり目の前に通る技を気軽に押せること

アクアジェットで黒バドレックスの気合いの襷をケア出来ること

辺りが必要だと感じ、ノーマルテラスのパンチグローブ型とした。

そして、テツノワダチは

拘りスカーフ型以外のミライドンの上から削りを入れたりテツノワダチの地震をテラスを切ってシャットアウトしたりすることでミラーに強くなること

不足気味な火力にバフを掛けられること

を両立する、飛行テラスの拘り鉢巻型を選択した。

一方で、この並びでは物理禁伝、特にコライドンに対して隙を見せるためそこに強い並びを探しているとHBベースでニードルガード持ちの炎オーガポンと地面テラスの気合いの襷ハバタクカミの2枚でコライドン軸への解答足り得ることから構築に加え、ここ迄の5体を軸とした。

最後に、対ザシアン軸、壁展開の黒バドレックス軸に不安が残るため、拘りスカーフメタモンを投入し、構築が完成した。

 

【個体紹介】

・ミライドン@拘り眼鏡

テラスタイプ フェアリー

性格 臆病

189(108)ー81ー121(4)ー172(132)ー137(12)ー205(252)

HBー特化パオジアンのA+2不意打ちをほぼ耐え

Cーなるべく高く

HDー臆病黒バドレックスの拘り眼鏡アストラルビットほぼ耐え

Sー最速

イナズマドライブ/ボルトチェンジ/流星群/マジカルシャイン

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110127j:image

 

禁伝枠

特化パオジアンより速く、ミラーの不毛さをテラスで解決可能な所に魅力を感じ、この型で採用した。

拘り眼鏡を持たせることで、大抵の禁伝との打ち合い性能を底上げするだけでなく、ホウオウやムゲンダイナ等の受け崩しを纏めて任せられるのがストレスフリーに感じた。

流星群を撃った後、裏から来るポケモンによっては引けないことがあるので、安易に撃たないことには留意していた。

 

・水ウーラオス@パンチグローブ

テラスタイプ ノーマル

性格 意地っ張り

177(12)ー198(236)ー147(212)ー×ー81(4)ー123(44)

AーB4振りパオジアンを水流連打で確定1発

HBー特化パオジアンの電気テラバーストをほぼ耐え

HDー余り

Sーミラー、突撃チョッキカイオーガ意識

水流連打/アクアジェット/ドレインパンチ/冷凍パンチ

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110744j:image

 

ミライドンの相棒

技範囲が広いため、パンチグローブを持たせ、ノーマルテラスにすることで黒バドレックス軸に対してそれなりに戦える。

対パオジアンについて、交代のタイミングで剣の舞をして来た場合には、電気テラバーストで飛ばされるリスクを考慮し、アクアジェットで切りつつミライドンでフェアリーテラスを切って不意打ちや氷の礫を凌ぐという処理ルートを取っていた。

久し振りにこのポケモンと一緒にランクマッチで共闘出来て、最高の気分だった。

 

・テツノワダチ@拘り鉢巻

テラスタイプ 飛行

性格 陽気

173(60)ー164(252)ー141(4)ー82ー91(4)ー165(188)

Aーなるべく高く

HBー特化パオジアンの氷柱落とし+不意打ち確定耐え

HDー余り

SークォークチャージでSがブーストする最低ライン(ミラーでテラスせずに済む様に最速にする余地有り)

地震/アイアンヘッド/アイススピナー/テラバースト(テラバーストはエレキシードオオニューラへの打点として、サンダーダイブの方が良い可能性有り)

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110521j:image

 

セカンドエース

ミライドンの展開するエレキフィールドに乗ることでスピードを、持ち物によりパワーを手に入れた、紛うことのない本パーティーの立役者である。

飛行テラスは水ウーラオスを筆頭に格闘タイプと偶発対峙した場合の緊急回避用として機能するだけでなくパーティー全体で地面技の通りが良いという欠点を補ったりテラバーストで草テラスしたホウオウへの処理ルートになったりと多方面で有効に働いた。

テラスを切った後のルギアやルナアーラに強い等、対ミライドンに限定されない強みがあると思っている。

 

・炎オーガポン@竈門の面

テラスタイプ 炎

性格 意地っ張り

187(252)ー156(12)ー132(220)ー×ー117(4)ー133(20)

Aー余り

HBー陽気拘り鉢巻コライドンの晴れ下テラスフレアドライブをテラス時確定耐え、特化カイリューの拘り鉢巻逆鱗確定耐え

HDーハバタクカミのシャドーボール確定2耐え

Sー準速カイリュー抜き

棍棒/ウッドホーン/カウンター/ニードルガード

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110528j:image

 

対コライドン、白バドレックスの鬼

ニードルガードによりコライドンの技を見た後、身代わりインファイト逆鱗ならば後に紹介するハバタクカミに下げフレアドライブならばテラスしてカウンターをニトロチャージドレインパンチ等威力が低い技であればテラスせず同様にカウンターで応戦する。

対白バドレックスについては、ミライドンのボルトチェンジから、ニードルガードを絡めながらトリックルームターンを稼ぎつつ、裏に控える赫月ガチグマに上から行動されるのを徹底して防いでいた。

 

・ハバタクカミ@気合いの襷

テラスタイプ 地面

性格 臆病

131(4)ー60ー75ー187(252)ー155ー205(252)

ムーンフォース/凍える風/テラバースト/挑発

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110533j:image

 

対コライドン、耐性の神

前述した炎オーガポンで処理の効かない身代わり持ちのコライドンについてスケイルショットを透かしながらムーンフォースで身代わりを壊し地面テラバーストでコライドンのテラスを問わず迅速に処理出来る。

コライドン軸には霊獣ランドロスが一緒にいるケースがあるため、余裕がある場合の様子見技として凍える風を搭載した。

挑発は対テラパゴス軸を始め、展開構築を意識して入れている。

 

メタモン@拘りスカーフ

テラスタイプ ノーマル

性格 生意気

155(252)ー68ー69(4)ー68ー110(252)ー47 S最遅

変身

f:id:Rei_poke0728NEW:20250225110541j:image

 

対ザシアン、黒バドレックスの分身

ザシアンをコピーされた場合のザシアン側の切り返しの手段として、HBベースの赫月ガチグマを用意している場合があるため赫月ガチグマにテラスを切って来る場合に備えてミライドンのHPを残すことを徹底する。

対黒バドレックスについては、今期は特にノーマルテラスや拘りスカーフ型の数が少なかったため、ノーマルテラスを切ってストレスフリーに対応していけた。

 

【選出パターン・構築相性】

代表的な物だけ限定列挙

 

・対黒バドレックス軸(微有利)

→ミライドン+水ウーラオスメタモン

⭐︎ ミライドンに拘り眼鏡フェアリーテラバーストを撃たれるケースや、水ウーラオスにアストラルビットを撃たれないケースには目を瞑るしかない

 

・対ミライドン軸(やや有利)

→ミライドン+水ウーラオス+テツノワダチ

⭐︎ ミラーではテツノワダチから入り、ミライドンと対面したらミライドンに下げる

 

・対コライドン軸(やや有利)

→炎オーガポン+ハバタクカミ+ミライドン

⭐︎ 先発以外のコライドンは、なるべく身代わりをケアして立ち回る

 

・対ザシアン軸(微不利)

→炎オーガポン+ミライドン+メタモン

⭐︎ ザシアンのSやテラスに依存されている場合が多く、不安定な側面がある

 

・対ムゲンダイナ軸(有利)

→ミライドン+テツノワダチ(+水ウーラオス)

 

・対ホウオウ軸(やや有利)

→水ウーラオス+ミライドン+テツノワダチ

 

・対白バドレックス軸(有利)

→ミライドン+炎オーガポン(+テツノワダチ)

 

・対ルナアーラ軸(五分)

→ミライドン+水ウーラオス+テツノワダチ

⭐︎ 水ウーラオスでノーマルテラスを切り、ムーンフォースを撃たれるタイミングでテツノワダチへ引く

 

・対カイオーガ軸(やや不利)

→ミライドン+水ウーラオス+テツノワダチ

⭐︎ 突撃チョッキ型にはやれるが、拘りスカーフ型はかなりしんどい

 

・対テラパゴス軸(五分)

→ハバタクカミ+ミライドン+水ウーラオス

 

・対ルギア軸(有利)

→ミライドン+テツノワダチ(+水ウーラオス)

 

【終わりに】

今期は序盤〜中盤に掛けて様々な禁伝を使っていましたが、そのどれもしっくり来ませんでした。

そこで、かつて断念したミライドンを再度考え直そうと思い立ち、構想を練っている内に構築が纏まり、そこからは破竹の勢いで順位が上がって、終盤に瞬間1位を取れる位に勝つことが出来ました。

レギュレーションGでは前半のシーズンで今一歩足りずに逃した最終2桁を取れてほっとした、というのが正直な感想です。

機会があれば、再度全力で取り組みたいと考えています。

それではまた!

 

【補足】

シーズン終了後にS27の上位記事を閲覧し、感じた改良点を2つ載せておきます。

良かったらご参考下さい。

・水ウーラオスの技構成、努力値について

拘り眼鏡型や鬼火型の黒バドレックスにより厚く、瞑想ルナアーラやテラパゴスに強くなる様に、ABベース→ADベース、冷凍パンチ→剣の舞にした方が良い

メタモンのテラスタイプについて

メタモンでザシアンをコピーした際に、テラスを切って来ると予想出来る場合に押す戯れ付くを強化したり、黒バドレックスをコピーした時に、ノーマルテラスカイリューやディンルー等へ引くと考えられる場合にテラバーストを強力な打点としたりするフェアリーテラスの方が良い