S26使用構築 一意専心オーガ軸
【始めに】
皆さんおはこんばんは、レイラです!
S21から5ヶ月振りと、構築記事を書くこと自体が本当に久々で、凄く新鮮な気持ちです!
今回、S26にて最高最終レート2010、最終87位で2桁順位を取ることが出来ましたので、節目に記事をしたためようと思い立ち、筆を執りました!
拙い文章かと思いますが、どうぞお付き合い下されば嬉しいです!
【並び】
【順位の記録】
【コンセプト】
・カイオーガを上手く通す
・トップメタのポケモン、並びに高い勝率を確保する
【構築経緯】
以降竜王戦ルールになる可能性が低いため、後述する個体紹介、選出パターン、及び重いポケモンと並びについては普段に比べて簡潔に述べさせて頂きます、ご了承下さい!
以下常体
最初に、どの禁伝を使用するかということであったが、終盤の環境を調査していくと、ザシアン、耐久ベースのムゲンダイナの2体が特に多い一方で、一時期猛威を奮っていた物理イベルタルが減少傾向にあったことから、トレンドに有利、或いは5分以上の勝負が可能な拘りスカーフを持ったカイオーガを選択した。
次に、先の2体を軸とした構築に対して、双方に広い対応範囲を担保出来る襷マンムーに着目し、取り巻きのラッキー、ポリゴン2などに怯えずに済む様に馬鹿力を搭載して採用した。
ここに、ザシアン軸に対してはクッションのゴツゴツメットサンダーを加えて、ムゲンダイナ軸に対しては裏に控えている鋼飛行勢とカイオーガを受けるための特殊受けに負荷が掛かるアシッドボムを覚えたパワフルハーブウツロイドを投入することで解答とした。
この時点で日食ネクロズマ、特殊イベルタル、ホウオウ辺りの一定数見かける禁止伝説ポケモンを軸としたパーティーに対してはそれなりに有利を取れると踏み、残りの対策必須禁伝枠である相手のカイオーガやゼルネアス、そして構築全体で重い一般枠のウォッシュロトムやウオノラゴンを筆頭とした水高火力アタッカーとガマゲロゲやトリトドンなどの貯水持ちに対して広く有利が取れるHAベースのチョッキナットレイを加え、これらを構築の軸に決定した。
最後に、この5体では主にヌケニンがいることの多いジガルデ軸が厳しく、他にも悪ウーラオスや相手のナットレイに薄かったので、後出しから裏に多大な負荷を掛けていける鉢巻水ウーラオスを補完に添え、構築が完成した。
【個体紹介】
・カイオーガ@拘りスカーフ 臆病CS
175ー × ー111(4)ー202(252)ー160ー156(252)
潮吹き/熱湯⇄根源の波動/冷凍ビーム/雷
最強の禁伝枠
環境が回り切っており、ほぼ全ての禁止伝説ポケモンのやることが分かっている中で、ただ水技で殴っているだけでパワー負けしないこのポケモンの性能は群を抜いていた
このポケモンの最も優秀な点である選出誘導能力の高さは、裏のポケモンを絞れるだけでなく、初手に来るポケモンを限定させたり、相手に不可能な選出を強要させたり出来るレベルであり、そのお陰で試合に再現性を保て、立ち回りを固定化させ易い
水技の選択に関してだが、当初は威力重視で根源の波動を搭載していたが、最終日には上振れ期待で熱湯にし、燃やして運勝ちを大量に呼び込んでいた
・サンダー@ゴツゴツメット 図太いHBベース
191(204)ー × ー147(228)ー145ー110ー130(76)
HBー余り
Sー1加速で準速ドラパルト抜き
暴風/ボルトチェンジ/熱風/羽休め
性能が低くとも、採用せざるを得ないザシアン、ウーラオスに対するクッション
静電気を引いた時は強いが、それ以外の性能は本当に低く、雑な打ち合いに弱いため、扱いが非常に難しいポケモンだなと感じた
ナットレイの突破ルートや居座ってザシアンに打つ打点が欲しくてサブウェポンは熱風にしたが、殆ど打たなかったので、電磁波や堪えるなどの補助技を採用して、立ち回りの幅を広げられる様にした方が良かったのかもしれない
・水ウーラオス@拘り鉢巻 意地AS
175ー200(252)ー121(4)ー × ー80ー149(252)
自慢のジガヌケ破壊戦闘機
ジガルデの取り巻きにおり、この構築に対して高い確率で選出されるであろうヌケニンを葬りつつ、カイオーガやマンムーの一貫を作っていく
貯水ポケモンに対しても、水技が半減であるため、熱湯に受け出して(燃えたら負けなのでそこはお祈り)、後続に鉢巻補正の乗った高火力を押し付けられるのが良かった
サブウェポンについては、ラッキー入りのダイナループ、イベループなどにマンムーと併せて崩しの駒としても選出出来るこの2つの技構成がベストだと思う
・マンムー@気合いの襷 意地っ張りAS
185ー200(252)ー101(4)ー × ー80ー132(252)
氷柱針/氷の礫/地震/馬鹿力
今期のMVPポケモン
流行りにピックアップして採用したが、特にザシアン軸に対しては無類の強さを誇っていた
馬鹿力を搭載する事で、受け出して来たラッキーが地震+馬鹿力で高確率で飛ぶため、ドヒドラッキーの並びに対する解答足り得る
2000チャレンジで相手のイベルタルに氷柱針を5発当ててくれた神ポケモンであり、ウーラオスが嫁ポケならこのポケモンは最高のビジネスパートナーだと思っている
・ウツロイド@パワフルハーブ 臆病CSベース
185ー × ー78(84)ー169(172)ー151ー170(252)
HBー余り
CービーストブーストでSが上がる
メテオビーム/アシッドボム/草結び/電磁波
サンダーのダイマックス抑制をしつつ、ムゲンダイナ軸やイベルタル軸に対して牽制して行く駒
環境的に火力の無いムゲンダイナや特殊イベルタルの増加が追い風になっており、このポケモンを通していくことでこれらの軸に圧を掛けていく
アシッドボムを搭載する事でコスモパワームゲンダイナまで見られるようになるだけでなく、カイオーガと併せて特殊役割集中のようなことも可能になり、非常にシナジーが取れていた
・ナットレイ@突撃チョッキ 生意気HAベース
181(252)ー136(172)ー152(4)ー × ー160(76)ー22
Aージャイロボールで無振りゼルネアスを確1
HDーC特化ゼルネアスのC2↑気合玉確定耐え
ジャイロボール/パワーウィップ/叩き落とす/地均し
相手のカイオーガとゼルネアスを止め、主に水タイプに繰り出してサイクルを有利にする枠
他のポケモンであれば、幾つかの条件は満たしていたとしても、これら全ての条件を満たすことは不可能であった
そういう意味で、タイプ一致で役割対象の禁伝の動きを止めつつ、叩き落とすで道具を失わせながら、控えのポケモンに掛かる負荷を軽減させ、ダメージレースで優位に立てるこのポケモンが最良なのではないかと感じた
【選出パターン】
ザシアン軸に対してはカイオーガ+サンダー+マンムーの選出を、ムゲンダイナ軸に対してはカイオーガ+ウツロイド+マンムー(受け気味のパーティーならウーラオス)の選出を心掛けていた
それ以外については割愛
【重いポケモン・並び】
挙げればキリがないので、限定列挙
・ゼクロム
マンムーの襷を温存出来るか勝負だが、全敗した
・カイオーガ+エースバーン
カイオーガの最も熱いこの並びに対して、安定して勝てなかったのが、途中で伸び悩んだ原因だった
殆ど当たらなかったが当たったら即降参レベルであり、どうやっても初手ダイマのディアルガに1〜2体は持っていかれるのが本当に厳しい
【終わりに】
今期は自分にとって余りにも大きなシーズンでした!
約半年間上位帯に行くことすら叶わず低迷しており、中々自分を信じることが出来ずにいました!
これを乗り越えるためには、何か自分自身が変わらなければならないなと覚悟を決め、他のことに割く時間を捨て、構築の早期段階での固定化やタイプ被り0、パーティーバランスに執着する従来の我流のやり方を捨て、更には時として相棒のウーラオスを構築から捨ててまで勝ちに拘りました!
その結果、両ROM合わせて500戦やり切り、S17で未練が残ってしまったオーガ軸で見事リベンジを果たすことに成功しただけでなく、シリーズの最終シーズンでいつも勝てないというコンプレックスを克服出来、余りにも感極まって涙が溢れて止まらなるくらい、嬉しくて幸せな気持ちで竜王戦ルールを終えることが出来ました!
将来の自分を助けてくれるのは、決まってどんなに苦しくて辛い想いをしていても逃げなかった過去の自分だけなんだ、とつくづく思わされる最高のシーズンになったなと実感しています!
是非何かしらこの記事を読んで、同じ様な悩みを抱えている人に希望を与えられたら幸いです!
それでは!
【Special Thanks】
・しんどい時にずっと明るい話題で楽しい雰囲気を作ってくれたふぃんちゃん、さめさん、ふかしさん
・自分と同じ様な構築を組む盟友だからこその悩みや苦しみを共有してくれたヴァロスくん、ふとんさん
・シーズンの最中、構築相談に乗って下さったり色々な我儘を聞いて、親身に寄り添ってくれたeijiさん
・ランクマやリアルが上手くいかず、辛く苦しかった時期にダイパリメイクやアルセウスをやりながら場を和ませてくれたごりくん、にこすばくん
・最終日一緒に通話してくれたたけのこ、ぐや、アーデルくん
・TwitterやCASで絡んで下さる大切なFFの皆さん
何か質問等ございましたら、レイラ(@Rei_poke2_0728)へご連絡下さい!