【始めに】
皆さんおはこんばんは!レイラです!
今シーズンは最初やる予定はなかったのですが、様々な方々から応援して頂いたこと、新しいルールでわくわくする気持ちが抑えられなかったこと、そして何より前期悔しい思いをしていて、やる気が込み上げて来たことから本気で最終2桁を目指そうと思い立ち、なんとか最高最終レート2066で最終87位という結果を残すことが出来ました!
現在活動範囲を狭めており、記事を残すかどうか迷っていましたが、それなりにご要望を頂いたので今期の構築について簡潔に触れさせて頂けたらと思います!
短い間ですがお付き合い下さい!
以下常体
【並び】
【順位の記録】
【コンセプト】
・日食ネクロズマをゲームの中で上手に動かす
・クッション枠や様子見枠から試合展開を組み立てていく
【構築経緯】
今シーズンは竜王戦ルールということで、先ずどの禁止伝説ポケモンを使うか、という所からスタートした。
シーズンの序盤/中盤はランクマに参加していなかったので、竜王戦予選に参加された経験者の動画や既にランクマに身を置く通話仲間の話などから情報を得る内に自分なりに禁止伝説ポケモンに欲しい要素を探していると、禁止伝説ポケモンの有利不利は試合の勝敗に直結するため、不利な禁止伝説ポケモンに対し、最悪ダイマックスを切れば打ち負けない誤魔化が出来るポケモンが強いのではないかという考えに至った。
そして、それが可能な禁止伝説ポケモンの中で耐性・龍の舞による崩し性能・朝の陽射しの回復による詰ませ性能、そのどれを取っても優秀な日食ネクロズマを採用した。
次に、このポケモンを軸に組むに当たって、このポケモンが試合の中で弱点保険を盾に強引にダイマックスを切り、対面的に倒していく場合と、場を整えて、しっかりと起点を作り、龍の舞から抜いていく場合の双方を可能にすれば最もこのポケモンの強みを引き出せると思い、そのような取り巻きでありながら、日食ネクロズマが不利を取るカイオーガ、イベルタルの最低限の引き先になり得る駒を探していると、HDオボントリトドンとHD残飯ニンフィアがそれを満たすことに気が付き、日食ネクロズマ+クッションという形で構築に加わった。
ここで、日食ネクロズマ+クッションの並びを作った際に攻め駒が日食ネクロズマ1枚に依存されていて、鋼/エスパーの技範囲では鋼タイプがいるだけで止まってしまい、日食ネクロズマを失った際の勝ち筋が薄いと判断したため、日食ネクロズマが通らなかった際の第二のアタッカーとして、最速CS珠サンダーを加入した。
ここまででパーティーが低中速で固まっており、上から高火力を押し付けて来るザシアン、エースバーン、ウーラオスといったポケモンに対し麻痺を入れられ、襷を盾に黒バドレックスの対面処理やダイマックスターン枯らし、鬼火による強引な日食ネクロズマの起点作成を可能にするCSの襷ドラパルトを投入し、これを構築の軸とした。
最後に、重かった相手の日食ネクロズマやムゲンダイナ入りの受け回しに対しての解答として鉢巻悪ウーラオスを入れ、構築が完成した。
【個体紹介】
◯日食ネクロズマ@弱点保険 意地っ張りHSベース
203(244)ー206(84)ー148(4)ー × ー134(36)ー115(140)
AーB4振りゼルネアスをメテオドライブで最高乱数以外落とせる
HBーダイマックス時陽気珠エースバーンの巨大火球+B1↑巨大火球確定耐え
HDー臆病ゼルネアスのC2↑ダイサンダー確定耐え
SーS1↑で準速エースバーン抜き
この構築の核であり、最強ポケモン。
弱点保険を盾に、数多の不利対面を悉く突破していく様にはただただ驚愕するばかりだった。
特筆したいのは朝の陽射しによる回復で、様子見やダイマックスターン枯らし、起点に出来る範囲の拡張などやれることが本当に多く、自分はこのポケモンを使用する上で最も強い技だと感じている。
Sが遅いこと以外は欠点がなく、7世代のメガシンカ環境に置き換えるならSの遅いメガボーマンダという感じだった。
◯ドラパルト@気合いの襷 臆病CS すり抜け
163ー × ー95ー152(252)ー96(4)ー213(252)
流星群/祟り目/鬼火/電磁波
パーティーで遅いSを補い、主にムゲンダイナ軸やエースバーン入りのザシアン軸などに出していたパーティーの様子見枠。
状態異常技で後続の起点や回復技による受けを可能にするだけでなく、襷によってダイマックスターンを枯らしてくれたり、火傷や麻痺の入ったポケモンを引っ込め、2体目を見せてくれることがしばしばあるのを利用し、ゲームプランニングし易くさせてくれたりするなど、選出するだけで仕事をしてくれる万能ポケモンだった。
この技構成では殆ど打点のないポケモンがいるにも関わらず、その引き先に引かれないことが多く、何をしてくるのか分からないというのがポケモンというゲームにおいて最大の強みだなと改めて感じた。
◯サンダー@命の珠 臆病CS 静電気
165ー × ー106(4)ー177(252)ー110ー167(252)
暴風/ボルトチェンジ/熱風/羽休め
純粋にアタッカーベースのサンダーが少なく、以前のルールに比べ、明確なサンダー受けが用意されていない構築が多かったため、このポケモンで相手のパーティーを荒らしてくれることがたたあった。
熱風はパーティーで炎打点が少なかったことと、居座ってテッカグヤへ打点が欲しかったこと、ボルトチェンジは釣り出しのリスク軽減や対面操作技として重宝したため、技構成は自分の中ではこれで完結している。
◯悪ウーラオス@拘り鉢巻 陽気AS 巨大
175ー182(252)ー121(4)ー × ー80ー163(252)
相手の日食ネクロズマとムゲンダイナ入りの受け回し、身代わり持ちの黒バドレックスに勝てなかったことからパーティーの補完として入って来た。
日食ネクロズマに対しては後述するトリトドンの欠伸やドラパルトで鬼火で起点にされるのを避けつつ、ダイマックス権を残しながら裏の2体を上手く処理し、ラス1になった日食ネクロズマに対し後投げをして、龍の舞を積んで来たらダイウォール→ダイジェット→ダイウォールでダイマックスターンを枯らした後暗黒強打、瞑想やコスモパワーを積んで来たらダイウォール→ダイナックル→ダイウォールで同じくダイマックスターンを枯らし、暗黒強打を叩き込んで処理していた。
ムゲンダイナ入りの受けループについてはムゲンダイナに対してダイジェットでS関係を逆転させて無理矢理暗黒強打で突破し、後続でTODするように心掛けていた。
◯ニンフィア@食べ残し 穏やかHDベース
201(244)ー × ー85ー130ー200(252)ー82(12)
日食ネクロズマの天敵、イベルタルに対する最低限のクッション。
イベルタルが物理型だと受けるのは厳しいため、サンダーとセットで選出することが多かった印象がある。
守るや身代わりも欲しい場面がたたあったが、自分のパーティーを見れば十中八九選出されるであろうナットレイへの打点やニンフィアとトリトドンのクッション2枚で選出する際のサイクルが回るようにする願い事は外せず、今回は渋々採用を見送ることとなった。
◯トリトドン@オボンの実 生意気HD
218(252)ー104(4)ー88ー112ー147(252)ー53
熱湯/地震/欠伸/自己再生
カイオーガ入りだけでなく、サンダーや霊獣ランドロスに対してもそこそこ打ち合え、欠伸という最強の流し技があるため雑に選出しても腐ることが少なく、採用前と採用後で最も評価の変わったポケモン。
瞑想カイオーガやヒードラン、ガラルヤドキングなどこのポケモンの役割対象に対してより有効打となり得るため、地面技は大地の力ではなく地震を選択した。
【選出パターン】
今回は自分らしい決まった3体ばかり選出することは少なく、軸である日食ネクロズマ+クッション+サンダーの攻め駒2受け駒1の選出パターンや襷ドラパルト+日食ネクロズマ+サンダーの様子見枠+アタッカー2枚選出、エースの通りが良く、介護したい場合の日食ネクロズマorサンダー+受け駒2枚選出など様々で、状況に応じて選出することが多かった。
ただ、禁止伝説ポケモンによってこちらのポケモンが半ば強制で選出させられることがあり、体感的に7世代の環境と近い物を感じた。
【重いポケモン/並び】
挙げればキリが無いので、いくつかご紹介します。
ランクマ参加が20日くらいだったが、当時はHBしかいないという情報を得ていたので安心していたのだが、蓋を開けてみれば最早剣舞ランドロスしかおらず、悲鳴を上げていた。
霊獣ランドロスは禁止伝説でなんとかなると周りが話しているのを見る度羨ましくて仕方なく、結局最後までこのポケモンの止め方が分からず仕舞いだった。
ドラパルトの前で剣舞しないで下さい(切実)
・襷悪ウーラオス
日食ネクロズマを使うと霊獣ランドロスに近いレベルで厳しくなるポケモン。
ただでさえ暗黒強打がごっそり入るのに、カウンターで持っていかれるので、持っていない願望でつっこむしかなかったが、だいたい持っていて泣いた。
パーティーでステルスロックを撒けるポケモンを用意しようか迷ったが、正直な所抜けるポケモンがいなかったため、安直にダイマックスを切らないように努めていた。
このポケモンが弱くなる環境があるのなら教えてほしい…
・ステルスロック+身代わり黒バドレックス
ハッキリ言って捨てる構築だった。
ステルスロックを撒くポケモンに撒かせないようにする術がなく、ドラパルトの襷が削られるため、黒バドレックスを止める手段が日食ネクロズマの強引なダイマックスと悪ウーラオスくらいしかいないのだが、その両者が身代わりやドレインキッスを打たれてるだけで苦しくなる始末。
最終日だけで2度スズくんと当たって完膚無きまでにボゴボコにされた、ぴえん。
・毒菱ムゲンダイナ+ラッキー+エアームド
これもほぼ無理と言っていい構築。
基本的に悪ウーラオスで崩していくのだが、毒菱を撒かれるだけでムゲンダイナのダイマックス砲の圏内に押し込まれてしまうため、ダイジェットを打っている間に悪ウーラオスが持っていかれてしまう。
理想は毒菱を撒かれないよう、日食ネクロズマから入って引いて貰い、その後ウーラオスを通すという流れだが、1度当たったっきりでその後この手の構築と出くわすことはなかった。
【最後に】
ここ迄読んで下さってありがとうございました。
今期は始めに申し上げた通り、前シーズンのことがあってイマイチポケモンをやる気になれませんでしたが、周りにいる仲間が励ましてくれたお陰で立ち直ることが出来、ちゃんと結果を残すことが出来ました!
構築の手応えが良かっただけに、もう少し上に行きたかったという気持ちもありますが、それ以上に失っていた自信を取り戻せたこと、シーズンを通して暴言をツイートしなかったこと、ポケモン仲間と楽しくポケモン出来たことが非常に嬉しく、大満足のシーズンでした!
今後は更に上の結果を狙っていけるよう精進して参ります、今後ともレイラを宜しくお願いします!
それでは!
【Special Thanks】
・辛かった自分を救ってくれたたけのこくんと窓の皆
・いつもと変わらず接してくれた大森の皆
・気を遣ってくれた親友のゼオンくんと窓の皆
・トリトドンを快く貸してくれたにこすばくん
・レート上げを見守ってくれたFFさん
本当にありがとうございました!
感謝しても仕切れないくらい感謝の気持ちでいっぱいです!
何か質問等ございましたら、レイラ(@Rei_poke2_0728)へご連絡下さい!